副腎疲労症候群と低血糖症の記録
■糖質過剰摂取→血糖値乱高下→調整ホルモン(コルチゾール)過剰分泌→副腎疲労→コルチゾール減→低血糖症→糖質過剰摂取…
副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血糖症(血糖調節異常)である可能性が大いにあります。
副腎ホルモンが少ないと、血糖値を上げて正常範囲内に維持することが難しくなるからです。ストレスの場合は、とくに副腎刺激ホルモンが分泌されます。
これはその名の通り、副腎を刺激するホルモンなのですが、ストレス時には、副腎がストレスによる身体の歪みを修復するために働くことになります。ストレスによる歪みを修復するにはエネルギーが必要になりますが、
この時、身体は体脂肪を使わない仕組みになっています。これは身体の危機管理とも言えるのですが、ストレス時はどちらかというと体脂肪を貯め込もうとするのですね。ではどこからエネルギーをとるかというと、ブドウ糖やたんぱく質がメインになってきます。
そして問題となってくるのはこれらのエネルギー(ブドウ糖やたんぱく質)が不足してきた時です。
エネルギーが不足してくると、副腎はたんぱく質を身体の中から調達してくることになります。
実は、これには、身体を作っている体たんぱくを使うのです。
びっくりするかもしれませんが、自分の身を削ってエネルギーを作り出すということですね。
ストレスを飼いならしていくときに副腎は大活躍してくれる。
しかしこの副腎も不死身じゃないからストレスに対抗しきってへとへとになってしまうときが来る。
それが副腎疲労だ。
身体のタンパク質で最初に狙われるのが筋肉。
だから、もしも副腎が疲労している中で筋力トレーニングをしても、筋力を犠牲に死ながら筋トレしているっていう徒労が発生してしまうかもしれない。
(じっさい、部活動をしていても他の人たちがドンドン筋力を付けていくなか、僕は全然筋肉が増えていくことを実感できなかった)
副腎疲労でお困りの人は、同時に、低血圧症である場合が大いにあります。
体液の電解質(ナトリウム-カリウム)のバランスを副腎が調節しているからです。
カリウム2.2(2.8以下危険)まで達した身分としては考えなければいけない。
副腎が電解質に影響を与えているのなら電解質の異常が副腎に悪影響を与えていることもあるんじゃないだろうか(電解質バランスを保つためにも副腎は疲労する?)
長年の嘔吐に寄って電解質をむちゃくちゃにしていて、それを補うために副腎も人も何倍も疲労させてきた、のかもしれない・
■テストステロン、カテコラミン→副腎
テストステロンが低いと糖尿病(血糖調節障害)になるのであれば、副腎疲労(コルチゾールが足りなくなる)から低血糖症(血糖調節障害)が起こるのは自然なことなのかもしれない。
テストステロンもコルチゾールも副腎皮質で造られるのだから。
■アレルギーはなかったけれども…
副腎は血糖を上昇するときもコルチゾールを分泌するため、アレルギーがあると、全体のコルチゾールが足りなくなり、血糖調節機能を十分に発揮出来なくなります。
そのため、アレルギーのある方は副腎が疲れやすく、その逆に低血糖症の重症になるとアレルギーも発生しやすくなります。
アレルギーはなかったが副腎に強烈に頑張ってもらわなければならなかった程度の精神的なストレスは幼稚園児の頃から受けていた。
このことも副腎が血糖値を挙げてくれなくなった過食(低血糖状態)を招いたかもしれない。
ちなみにアレルギーもちだとステロイドという薬でアレルギーに対抗するため、副腎が「ステロイドで戦ってくれるなら俺たちの居なくてもいいじゃん」ってサボってしまって、
副腎の働きが鈍くなることがあるらしい。
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自律神経は、胃液の分泌、胃腸の蠕動運動、インスリンや副腎髄質ホルモンなどのホルモン分泌など様々な身体の働きに関与しています。
低血糖という緊急時には、視床下部(脳の中枢)は積極的に活動します。視床下部より刺激を受けた交感神経が副腎髄質を刺激して、副腎髄質ホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)などが分泌されます。
しかし、自律神経失調症では、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌がスムーズにいかなくなることがあります。
またインスリンは副交感神経によって分泌が促されるので、副交感神経が強い状態だとインスリン過剰分泌が起こる可能性があります。
コルチゾールが活躍しなければならない場面でもコルチゾールが出ない副腎疲労の場合、
アドレナリンやノルアドレナリンが過剰となり不安感や低血糖が加速してしまう。
【副腎回復の栄養素】
副腎疲労を回復させるには、ビタミンC、パントテン酸(ビタミンB5)、マグネシウムが有効です
ビタミンC2000〜4000mg、パントテン酸1500mg、マグネシウム400mgが1日の目安です。