腎と陽気でエネルギッシュな毎日に!〜鍼を受けたときに聴いた小話〜


鍼を初めて受けてみた。
残念ながら何か効果を実感したわけではなかった。
施術者いわく「鍼は個人差が激しい方法です」らしいので、私の場合には効いてくるのが遅いのかもしれないと信じて受けていくしかない。


で、それよりも施術者さんの話でためになったことがあったので一つ書き残しておく。











●腎が弱いのに胃でもって気血水を補えていなかった

私は、東洋医学で言う「腎」が弱いらしい。
腎の力強さというのは基本的には両親から受けつづものであって、遺伝と言う要素が大きいらしい。
で、私は午前中が特に弱いのだけど、腎にためてあるエネルギー(陽気)が多いほど起床からエネルギッシュに活動できるらしい。

腎が弱いと、なかなか起床時からエネルギッシュにはなれないらしい。


そしてしかも、先天的な腎の弱さは栄養など後天的に補っていけば問題ないらしいんだけど、私の場合には、消化器系の弱さも並存しているから、
腎の弱さを補えず、よく分からない不定愁訴のオンパレード、使い物にならない大人になってしまっているらしい。



どーりで昔から虚弱なわけだ。
もとから弱いのに、きちんと弱い鳴りの対処をしなければ生まれつき強さを持っている人たちと同じ生活をしていても差が開くばかりに決まっている。
部活動でも同級生と同じくらいのトレーニングをしても全く体力がアップしているように感じなかったし筋力も付かなかった。






ハンデがあって、それを補えるともう少し早く知ることができていたならよかったなぁーという後悔。













東洋医学で言う「腎」は生命の源と考えられます
人が父・母から受け継ぎ生まれ持っている生命エネルギーを「先天の精」と言い、
成長、発育、生殖に深くかかわっています。「精」とは人体の各種機能を支える基本物質と考えます。

両親から受け継ぎ「腎」に納めてある「先天の精」は、使えば使うだけなくなっていくものです。

さらに、未熟児で生まれた人は受け継いでいる「先天の精」がもともと少ないと考えられています。
どんどん無くなっていくのでは人体はすぐに老化現象を迎えることになっていまいます。
その為、我々のからだは、飲食物から「先天の精」を補うための「後天の精」を作り出し、「先天の精」とともに使っています。
「後天の精」は食べた飲食物を「脾」「胃」が消化吸収し出来るので、
キチンとした食事はこういった観点からも大切なので、心掛けたいですね。

http://blog.livedoor.jp/chiezo0514/archives/1696205.html

(漢方では身体を肝(かん)・心(しん)・脾・肺・腎の5つの臓器に分けて診ていく方法があります。ただし、西洋医学でいう脾臓は実際にある臓器を指すのに対して、漢方でいう「脾」は概念的なもので、消化器系全般を指しています。)

胃と脾の関係
「胃」は食べ物や水分を受け入れ、細かくもみ砕いて栄養物質にまで消化する役割があり、「脾」はそれを吸収し、運ぶ働きがあります。またこの働きは、胃と脾が協力し合ってなりたっています。

水分の代謝に対するそれぞれの役割

「脾」・・・必要な水分の吸収と輸送に関与しています。胃と協力して食べ物の消化吸収にも関与しています。

「肺」・・・汗の調節を行っています。

「腎」・・・水分代謝全般を調節しています。いらなくなったものを尿として出すのも腎の働きによっています。
また、全身の「陽」の根本でもあります。
※「陽」・・・陰を物質面とすると、陽は機能面を表します。例えば、「脾」が正常に働くためには、「腎陽」(温めて機能させる力)が必要です。

http://www.acsysun.co.jp/counseling/byouki/b_jyouhanshin21.html












 東洋医学的に考えてみますと、消化吸収の働きをになっているのは「脾」です。脾というのは現在の脾臓を含めた消化器系全体を指した概念です。
 「脾は後天の本」といわれ、食事からの栄養素を効率よく体に取り入れる為には、まず「脾を強化する=消化器系を丈夫にする」事が大切です。
足の三里にお灸をする事だけでも、かなり胃腸を丈夫にする事ができます。

http://homepage1.nifty.com/totukahp/12gou.htm



東洋医学(経絡治療)からみた不眠

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。
古典書物においては人体の生理・病理を陰陽で説明している事がよくあります。
当然不眠の事も記されています。
それによると、「昼間は陽気が陽の部位に旺盛になり、夜になるとその陽気は陰の部位に入る、それで眠れる。そして、朝になると再び外に出てきて目覚める」とあります。
つまりこの陰陽の交流が正常であれば不眠は起こらないというわけです。逆に言えば不眠症は、臓腑経絡の陰陽のバランスを整える事により改善されるということにもなります。

不眠を臓腑経絡的にみますと、主に上焦(上半身)を流れている経絡が、熱または寒に押し上げられた熱の影響を受ける事により気血の循環・発散が悪くなって熱の停滞が起こり、その上夜になれば外に出ている陽気が内に入ってきてこの上焦熱と陽気が合わさることによって起こるものと、脾と胃の陰陽のバランスの乱れによるもの。そして、?血の影響を受けたものとがあります。

http://yuseido.jp/fumin.html





東洋医学において歯と関係があるとされている臓器


それは腎です

西洋医学的には腎臓の機能は

尿を作ることを通じて、体液をコントロールする

要らないものを選んで尿として体の外に出す(詳しく言うと、選んで、より、濾してがふさわしいですね)
血圧をコントロールする物質を出す

が大体の役割です


東洋医学的には
腎臓は
両親から受け継いだ先天的な 精 が入っているところ
精とは 生命力 の源です

生殖能力とも関係があります


そして 腎 と関係のあるもの

髄(骨髄の髄と考えるとわかりやすいです)
髪 耳 歯牙

歯 が出てきましたね

腎は 歯牙 を支配していてその回りから出る液 唾 とも関係しています


腎臓が弱っていくとどうなるか…

骨は弱り髪は抜け耳は遠くなり歯が抜ける…

こういう人、近くにいませんか?


つまり お年寄り なのです

歳を取るにつれ
先天の精は不足し
それを補う 後天の精(←食べ物から作られます)も作りづらく、廻りにくくなる

これを 腎精の不足 と言いすなわち老化 です



学生時代
腎臓と骨が関係する?
ふーん なんて思いながら講義を聞いていたわたし


しかしよーく思い出してみると
西洋医学的に腎臓が骨とリンクしている部分がありました


それは ビタミンD(受容体)の活性化
ビタミンDはカルシウム代謝の重要因子
摂取が不足すると、骨の病気を引き起こします


慢性腎不全で低カルシウム血症になるのもこれが一因です


つまり
まるっきり腎と骨(髄、歯)は関係がないわけではない