横隔膜は体の中で一番大きな面積を有する筋肉



■痛みは臓器自身だけでなく臓器に張り巡らされている筋肉か神経かによる痛みの場合も

胃下垂

※ みぞおちの痛みや上腹部の痛みが必ず胃の疾患だと断定すべきではありませんし、いわゆる胃部の痛みが例えば胆嚢(胆のう)や脾臓、肝臓の病気の場合もあります。

※ 胃酸過多による胃粘膜の炎症が続くと胃壁まで傷つけて胃潰瘍(かいよう)になる恐れもあり、食後2〜3時間たって痛むのは胃潰瘍の可能性が高い。

※ 胃の粘膜は胃粘液によって強力な胃酸から保護されていますが、暴飲暴食やストレスなどで胃の働きが弱まって粘液の分泌低下により胃粘膜が胃酸に侵されて炎症を起こすのです。




横隔膜圧迫による二次的な胃痛

腹痛を覚える病気は、数限りなくありますが、
胃や腸自体には痛みを感じる感知器(痛覚の受容体)がありませんから、胃や腸を動かす筋肉にある神経が脳へ痛みを伝達する仕組みになっています。

胃や腸の筋肉が異常に伸びたり縮んだり、引っ張られりすると痛みを感じますから、人体で最大の筋肉である横隔膜のゆがみは腹痛をもたらす確率が高いのです。

胃や腸を包んでいる腹膜には知覚神経があり、消火液や血液の漏れが腹膜を刺激して、突き刺すような鋭い痛みの激しい腹痛や発熱を伴うことがあります。

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横隔膜の位置異常で、すぐ下にある胃を横隔膜の圧迫により胃を押し下げて胃下垂に陥っているケースもあり、横隔膜さえ定位置に収まればば鋭い胃下垂の症状と胃 消化不良からは解放されます。
頚椎4番(首の骨)から出た横隔神経は横隔膜へ向かって流れており、横隔膜の位置異常により胃に刺激を与えてしまうのは、横隔膜は体の中で一番大きな面積を有する筋肉なのです。

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