「母娘関係」は男性にはアンタッチャブルな場所なのかもしれない
村山さんはお母さんへの”あてつけ”に14歳までお父さんとお風呂に入っていたそうだ。
これは以下の林真理子先生の作品の女性と非常によく似ている思考だと脳内で結びついた。
村山さんは「普通の人たちが当たり前のように”お母さん大好き”と言ってしまえる感覚が私にないことが作家として作品を生み出す重要なファクターなのだ」とさえ語っている。
ダブルファンタジー、放蕩記を呼んだことがあるのでなおさら、色々とこみ上げる。
母と娘…
きっと息子と母はある意味でわかりやすい関係なのだけど娘と母親というのは本当に入り組んでいて、愛情と束縛が本当に紙一重なのだなぁと思った。
「私はもっと考えた。母を死ぬほど苦しめたいって。地獄につきおとしたいって。そして私が考えたことは、母が愛して愛して気が狂いそうなほど愛している私の父親を誘惑する事だった。近親相姦で父の愛人になってやろうと本気で考えた。だけどさすがに父はのってこなかったわ。その代わり、他の男はいくらでも寄ってくるようになったの。本当に怖いくらいにね。 そして私はいつのまにか、恋人や奥さんのいる人ばかりと付き合うようになった。
愛し合っているフリをしている二人を別れさせるのが楽しくてたまらないのよ」「男も女も私にはいくらで寄ってくる。でも彼らに本当に愛情を持ったことがない。」
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